スペイン統治時代の香りを残すアプガン砦は、グアムのハガニヤ地区にあり、1800年頃にチャモロ族の大反乱に対してチロ総督率いるスペイン軍の拠点となった砦です。もともとはスペイン軍の拠点となった場所ですが、太平洋戦争当時は日本軍が砲台として使用しており、地下に弾薬庫の跡も残っています。砦は本来の姿の一部分しか残っていませんが、その大きさにかつて強大な力を誇ったスペインの軍事力を知ることができます。
スペイン総督マニュエル・ムロは、自ら築いたこの砦に、妻ドナ・アグエダ・デル・カミーナの名を付けたことから、別名を『サンタ・アグエダ砦』ともいいます。
アプガン砦は、今ではハガニア市街やアガニャ湾を眺める代表的な景観ポイントになっています。砦には黒塗りの大砲三基(フェイク)が置いてあり当時の様子が再現されています。
|