ジーゴ平和慰霊記念公園/南太平洋戦没者慰霊公苑について
ジーゴ地区の北東にかけては、太平洋戦争時に日米の激戦地となった地です。ジーゴ村にある「ジーゴ平和慰霊記念公園/南太平洋戦没者慰霊公苑」は、かつて大宮島(グアム島)を守備した南部マリアナ担当の第31軍とアメリカ軍が壮絶な戦いが行われたエリアで、旧日本軍司令部が全滅した地でもあります。
グアムは、1941年に太平洋戦争が勃発し日本が一時占領したが、2年7ヶ月後にアメリカによって奪還されることになります。当時、日本軍司令部を守備した第31軍の最高司令官だった小畑英良中将と最後まで残った数十人の将兵は、最後この地で自決することになりました。
「ジーゴ平和慰霊記念公園/南太平洋戦没者慰霊公苑」には、戦没者を慰霊する高さ約15メートルの祈念の白い慰霊塔が建てられており、慰霊と平和の願いを表す合掌がデザインとなっています。周辺には仏陀を祀った小さな寺院、各部隊の慰霊碑、小さな資料館、また近くには防空壕(ごう)も残されています。
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